~ Well-being ~
元気!やる気!本気!
北海道浦河高等学校長 齊藤 雄大
本校のホームページにアクセスしていただき、感謝申し上げます。
令和5年度は、生徒283名(1年次104名、2年次86名、3年次93名)、教職員37名(教育職34名、行政職3名)の合計320名でスタートしました。
本校の歴史は、昭和7年浦河町立浦河実践女学校として開校し、昭和25年に北海道浦河高等学校と改称され、今年度は開校90周年となります。平成24年には、北海道様似高等学校との再編統合により総合学科として新たに歩み出しました。道立高校ではありますが、浦河町や様似町から多大なる支援を受けるなど、連携や協力をいただいております。このような環境のもと、地域に愛され、地域振興に貢献する存在としての役割を担っています。
本校の総合学科は、生徒の進路に合わせて選択することができる4つの系列(人文科学、自然科学、情報・ビジネス、地域創生)を設定しており、すべての教育活動をとおしてキャリア形成をサポートしております。探究学習を通じたキャリア観の育成、人と人や社会と人を接続した社会貢献意識の涵養、知と知を往還させ未知の状況でも使用可能な知識・技能の習得に取り組んでいます。令和4年度の進路実績は、道内外の国公立大学13名の合格をはじめ、公務員や道内企業、地元企業の就職など、ほぼ100パーセントに近い数字となりました。今後も地域の学校に通いながら進学・就職の希望を確実に実現させるために、生徒の多様な学習ニーズや進路希望等に対応した取組など、総合学科の特色を生かした教育活動を実践するとともに、生徒の躍動する姿をこのホームページにて積極的に発信してまいりますので、ご覧いただきますようよろしくお願い申し上げます。
結びになりますが、3年前から世界が思わぬ変化に見舞われ、不自由な思いを味わい、苦労した生活となっていますが、想定しきれない不測の事態に対し、いつでも現実を直視し、感情に流されず、伝統ある浦高の創生を目指します。今年度は自分の生きる道だけではなく、家族や友人、自分の住む街がどうのようにすれば「よい状態」でいられるのかについて考えること、また、より包括的で個人のみならず個人をとりまく「場」が持続的によい状態となるように行動するという「Well-Being」を意識し、保護者や地域の皆様及び各関係機関との連携を図りながら、学校経営に取り組んでいきたいと考えておりますので、「チームURAKO」を応援していただきますようよろしくお願い申し上げます。