学校祭準備まっただ中です。
毎年毎年、あと○日しかないのに、間に合うのかな…と思って生徒の準備風景を見て回ります。
私は初任の頃からどの学校に転勤しても、ずっと生徒会担当でしたから、学校祭をはじめとする生徒会活動には、ちょっとうるさいのです。が、得意分野で口を出すのはよろしくない、という鉄則があるので、先生方にああしろ、こうしろは控えるようにしています(でもないですか?)。
作業をさせると、人柄がわかります。涙ぐましいほどの責任感を発揮する生徒、言われたことはやるけれどそれ以上はしない生徒、一つ聞いたら十も二十も理解してしまう生徒、切羽詰まってパニックになる生徒、人知れず苦労の涙を流している生徒、意見がかみ合わずけんかしてしまう生徒、すごい才能を発揮する生徒、ひとり黙々と作業に打ち込む生徒…いろいろ、様々ですよね。そういった人柄の違いがはっきりと現れるのが、学校祭のような少々高い負荷のかかる作業の時なんです。順調に物事が進まない時、失敗してしまった時、そういうときの対処の仕方で、生徒の成長ぶりがわかります。高校にいる内に、上手くいかない経験、失敗する経験を積んでくれた方が、その先の社会に送り出す時に、きっと安心していられるような気がします。
学校祭の準備風景をご覧ください。