今から10年前の今日、3月11日に東日本大震災が発生し、激しい揺れと大きな津波で甚大な被害が出ました。本校の所在地である浦河町でも2mを超える津波が押し寄せ、主に沿岸部で大きな被害を受けました。
この歴史的な災害を忘れることなく正しい知識を身につけ防災意識を高めるために、2年次で開校している「科学と人間生活」において地震・津波についての授業を行いました。
2展開で授業を行い、一方のクラスでは「津波のメカニズムと実際の様子」について、他方のクラスでは「防災意識の確認、災害時の行動」について学習しました。明日は、学習内容をクラス毎に入れ変えて授業を行います。
生徒は、普通の波と津波の違い、津波の速さとエネルギー、映像を通して想像を超える津波の威力を学び、また、防災の方法やとるべき行動について意識を高めていました。
いつかまた必ず起こる大地震や津波によって尊い命を落とすことのないよう、また、地震の周囲から犠牲者を出さないよう、今日の授業で終わることなくこれからも継続して学んで欲しいと思います。
最後に、東日本大震災で犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、また、被害に遭い今でも不自由な生活を余儀なくされている方々にこころからお見舞いを申し上げます。