あまり気温が上がらず、朝晩は暖房を入れようか迷ってしまう時期なんですね。６月は非常に湿度が上がって、部屋の外でも中でも洗濯物は乾かないし、部屋がカビてしまいますよ、とアドバイスされていましたので、除湿器は用意したのですが、まだ、さほど湿度も上がらず、すっきりと晴れ上がった早朝や夕刻には、美しい日の出、日の入り、月の出などに魅せられています。
　なにより、星が綺麗です。山側も海側も都会の明かりがないので、空一面が均等に美しい星で飾られます。スーパーマーズも赤く大きく見えました。

　高校では、いつもと同じ教育活動に加えて、総合学科としての在り方に立ち返った見直しを進めています。教員は何事にも非常に熱心に取り組むので、なかなか新しいことに取り組むための時間を生み出すことができないのですが、焦らず、１年、更に１年と先を見通しながら、今できることから見直していこうと考えています。

　総合学科は、なにより、生涯にわたって自分を教育し続ける事のできる力を育てること、そして、１８歳という人生の大きな岐路を前に、生き方の方向性を見定めて次のステップに進んでいくための準備をすることを重要な使命としています。つまり、これから進んでいく人間社会（産業社会や、地域社会、家庭や身近な友人グループに至るまで）の中で、周囲との関わり方や人間関係の作り方、役割を自覚し実行していく力など、世の中がどんなに変わっていっても、変わっていくからこそ、社会と自分の関係性を把握したり、良好に構築したりする資質・能力を身に付けさせることが、総合学科の使命なのです。

　６月に入り、各地区において地区別父母懇談会が開催されています。各地区堪能の役員の方には大変にお世話になっておりますが、直接顔を合わせ、お話をすることはとても大切な機会ととらえております。人と人は顔を合わせ、言葉を交わし、思いを通わせることで信頼が深まっていくものと考えます。これを機会により一層連絡の取りやすい関係へと発展させ、どうぞお近くにお越しの際は、ついでに学校にお立ち寄りいただいて、生徒の様子をご覧になっていただきたいと思います。